第一子が産まれるまで⑤ 出産(入院、誕生)
- 夜中に強い痛み、本陣痛?
陣痛誘発剤を服用して二日目の夜、二日間陣痛の痛みに耐えた私の疲労はピークに達してきていました。
昨晩は薬の効きめがきれ、夜中は痛まずよく眠れたので、今晩も眠れるのかな… お産が進まないのは不安だけど、夜眠って体力温存したい…
いろんな気持ちが混在していました。
すると、その日の夜は痛みがあまりひかず、深夜も結構強い痛みが等間隔で来ていました。深夜三時ごろに看護師さんを呼んで内診を希望しましたが、感染予防か分からないけれど、まだ待って、先生の内診まで待ってほしいと言われて心が折れた夜でした…
それでも耐えるしかないので、母に腰をさすってもらいながら耐え、朝を迎えました。
- ようやく産まれる!!
夫も長く休みをもらっていたので、今日産まれる気配がなかったら午後からでも仕事に行くわと話していて、心細い気持ちで朝一に先生の内診を受けました。
すると、『子宮口が7~8㎝開いている、旦那さん仕事行ってる場合じゃないわ、今日産まれるよ!』と先生が言ってくださり、すごくほっとしました。
そしてその日の陣痛促進剤の服用が再び始まり、陣痛が痛くて痛くて、そして長く耐えてきているのでなんかだんだんイライラしてきて(笑)『痛いーーー!!』と叫んでいました…
産後しばらくたっても夫はいつまでもそのことを言うので、それにもイライラするのですが(怒)。
もうあまり覚えていませんが、結局その日の午後1時半に、吸引分娩で第一子が産まれました。吸引分娩だったので長男の頭はちょっと長細くなっていましたが、9歳のいまではとってもきれいな頭のかたちをしています。(笑)
初めてのお産は産道がまだできていないので、第一子が頑張って通って来てくれたのかな… そのおかげでのちに生まれてくる二人はするんと生まれたので… 三人生まれたいま、そんな風にも思っています。
お産は大変、痛い、とにかく痛い…
そんなイメージで迎えた出産。
陣痛の間隔なども母親学級で教えてもらい、いざ出産に臨みましたが、思った以上の大変さでした。(笑)
けれど産まれた赤ちゃんの顔を見ると、この大変だった時間もあっという間に吹き飛んでいきました。
かわいい赤ちゃん… これが私の子どもか… こんな大きい赤ちゃんが出てきたんだなぁ…
私、しばらく二人目はいいかな… と、なんとなく思いました…